E02 決算賞与の支給
決算期末に予想外の利益が出てしまいそうであれば、決算賞与を支給してみてはいかがでしょうか?
本当は月々の数値を正確にかつ素早く把握し、利益予測・決算予測を顧問税理士さんにお願いしていれば問題が発生することが無いのですが、怠けている税理士さんや決算期末に予想外の売上が上がったという場合に対応できる税金対策です。
決算賞与の支払いは、決算期末までに支払う方法と決算日より1カ月以内に支払、決算には未払い経費として計上の2種類があります。
資金繰りを考えると決算に未払い計上が良いかと思います。
メリット
1.法人利益を圧縮することにより税金が安くなります。
2.社員の売上・利益の貢献に対して支払うものであり士気が上がります。
3.ここだけでの話、次の賞与(夏・冬)の先払い的な考え・意味合いもあってもよいのでは?・・・・・・・・・・・。
デメリット
1.実際にお金が出ていきますので、その分資金繰りが悪くなります。
2.決算賞与を未払い経費計上する場合、次の手続きが必要です。
@決算日までに決算賞与の支給額を社員ごとに、かつ、
全ての社員に通知しないといけません
A決算日から1カ月以内にその通知した賞与額を支給
B決算処理で決算賞与の金額を経費処理する