E12 地代家賃の1年分前払い
節税効果の大きい税金対策です。
短期前払費用制度というものがあり、決算期末までに向こう1年分の次の支払いをした場合い、その支払い分は今期の経費にしてよいというものです。
通常は今期末までに商品の購入やサービスを受けたものの支払い分しか経費に入れることが出来ないのですが、不思議なことに特定のものについては経費に入れてもよいという取扱です。
税金計算にそれほど影響が無いこと・事務の簡略化・現金支払いベースでの継続処理を認めるという考え方があるのでしょうね。
短期前払費用の対象となる支払い
@地代家賃
A保険料
B支払い利息
Cその他
メリット
@向こう1年分の経費の先取りが出来るので、節税額は大きいです。
デメリット
@現金の1年分先払いですので、資金繰りに影響があります。
A地代家賃のケースでは契約書の変更が必要
例)いつまでに1年分の支払いを一括で支払う等
B継続的に毎年1年分の支払いをしなければならない
今年は利益も出なく、資金繰りが悪いので月払に変えるということはできません